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『 アル中女の肖像 』

Bildnis einer Trinkerin|Ticket of No Return

3/8 (fri) 18:30 – 20:20 | 3/9 (sat) 16:00 – 18:25

@ 真庭市中央図書館 |  @ ビクトリィシアター

with talk show on 3/9 : 渋谷哲也氏
Bildnis einer Trinkerin, Photo: Ulrike Ottinger © Ulrike Ottinger

飲むために生き、飲みながら生きる、酒飲みの人生。
西ベルリンのアート、ファッションシーンのアイコン的存在であったタベア・ブルーメンシャインの爆発する魅力。
R.W.ファスビンダーが「最も美しいドイツ映画」の一本として選出し、リチャード・リンクレーターが最愛の作品とした一本。

本作では名もなき女性が未知の場所からやってきて、アルコール飲料への興味をもとにベルリンの観光をするという、極めて特殊な旅に出る。このプロジェクトは、ある意味、未踏の世界の探求でもある。それは冒険を極めるだけでなく、自己愛に満ちた自身の内面への逃避行でもあった。それぞれの旅の終わりには、死と破壊が平等に彼女を待ち受けている。
ーウルリケ・オッティンガー

監督・脚本・撮影・美術・ナレーション:ウルリケ・オッティンガー

出演:タベア・ブルーメンシャイン、ルッツェ、マグダレーナ・モンテツマ、ニナ・ハーゲン、クルト・ラープ、フォルカー・シュペングラー、エディ・コンスタンティーヌ、ヴォルフ・フォステル、マーティン・キッペンバーガー

1979年/西ドイツ/カラー/108分/配給・宣伝:プンクテ

ウルリケ・オッティンガー

ULRIKE OTTINGER

1942年6月6日生まれ。1962年から1969年にかけて、パリでアーティストとして活動。その頃、クロード・レヴィ=ストロース、ルイ・アルチュセール、ピエール・ブルデューらの講義を受講。西ドイツに帰国し、最初の映画『Laokoon und Söhne(ラオコーンと息子たち)』(1972-73)を監督。1977年の『Madame X – Eine absolute Herrscherin』は大きな反響を得た。そして、「ベルリン三部作」と呼ばれる『アル中女の肖像』(1979)、『フリーク・オルランド』(1981)、『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』(1984)を発表。その後、『Johanna d’Arc of Mongolia』(1989)や『Taiga』(1991-92)などアジアを舞台に作品を監督。日本でも多和田葉子が制作に参加、出演した『Unter Schnee(雪に埋もれて)』(2011)を監督。2020年にベルリン国際映画祭でベルリナーレカメラ賞(功労賞)を受賞した。

渋谷 哲也

Tetsuya Shibutani

1965年兵庫県生まれ。日本大学文理学部教授。ドイツ映画研究。
著書に『ドイツ映画零年』(共和国)、編著に『ストローブ=ユイレ シネマの絶対に向けて』(森話社)、『ファスビンダ―』(現代思潮新社)など。ドイツ映画の字幕翻訳を多数手がける。映画館でのレクチャーも積極的に行い、2023年はオンライン含め66回登壇しました。

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主催:ニューガーデン映画祭実行員会
共催:真庭市立中央図書館
助成:真庭市、公益財団法人真庭エスパス文化振興財団(山の中の劇場)
後援:真庭市教育委員会、真庭観光局、真庭いきいきテレビ、真庭タイムス、山陽新聞社
協力 : プンクテ/チャイルド・フィルム/工藤雅子/ニューディアー/桜映画社/こども映画教室®/
ぴあフィルムフェスティバル/東風/一揆の映画プロジェクト/ビターズ・エンド/中垣直久
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NGFF 2024.

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