3/10 (sun) 17:00 – 17:30
@ 真庭市中央図書館
多彩な技法を駆使してアニメーションの可能性を開拓し続けた名匠
東北のある村にイタコの婆さまがひとり住んでいた。ある夜、子供もおらず、もう半月もひとりで寝たきりになっている婆さまの家に、腹を減らした狐が山から迷い込んできた。力が衰えてしまった婆さまには狐を追い払う気力もない。それどころか今まで散々狐をいじめてきた罪滅ぼしにと、家中の食べ物を狐に食べさせようとするのだった。狐はその恩返しにと、浄瑠璃を歌い始める。
原作:さねとうあきら
脚本・演出:岡本忠成
配給:チャイルド・フィルム
1982年製作/26分/G/日本
岡本 忠成 Tadanari Okamoto
映画監督・一般社団法人こども映画教室専務理事
1932年1月11日〜1990年2月16日
大阪府豊中市生まれ。大阪大学法学部卒業、一旦就職した後、日本大学芸術学部映画学科に編入学。日本の人形アニメーションの礎を築いた持永只仁のMOMプロダクションに入社。アメリカから受注した作品の制作に携わる。1964年に株式会社エコーを設立。第一作、星新一のショート・ショートが原作の「ふしぎなくすり」から人形アニメーションの世界に新風を送る。その後、木彫、和紙、毛糸、皮、粘土などの素材、フォークソングや童謡などの音楽、義太夫節や岩手弁などの語りを用いた多様な手法と表現で、民話世界や社会風刺など多彩な作品を作り続け、文化庁芸術祭大賞をはじめ国内外で多数受賞。没後、その功績に対して毎日映画コンクール特別賞が贈られた。
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主催:ニューガーデン映画祭実行員会
共催:真庭市立中央図書館
助成:真庭市、公益財団法人真庭エスパス文化振興財団(山の中の劇場)
後援:真庭市教育委員会、真庭観光局、真庭いきいきテレビ、真庭タイムス、山陽新聞社
協力 : プンクテ/チャイルド・フィルム/工藤雅子/ニューディアー/桜映画社/こども映画教室®/
ぴあフィルムフェスティバル/東風/一揆の映画プロジェクト/ビターズ・エンド/中垣直久
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NGFF 2024.